2001-05-31
FISH
ハゼの奇形
横須賀港で6割に骨が曲がる症状
神奈川県保険医協会は、横須賀米軍基地近くの横須賀港で昨年10月に釣ったハゼの6割に奇形があったと発表した。

昨年は52匹のうち31匹に骨が曲がる奇形があることが確認され、うち13匹は外観上も体が曲がっていた。鶴見川河口などと比べると、外観異常は約90倍の高頻度。奇形のハゼの内臓からは、鉛や水銀などの重金属類が検出されている。

同基地内の埠頭で昨年5月に起きた崩落事故で、汚染土壌が海に流れ込んだのが原因として、同協会は環境省と防衛施設庁に調査を申し入れた。
2001-05-31
FISHERY
久留米市にエツの飼育場を建設
人工孵化や稚魚の成育への取組みを開始
国内では有明海と筑後川など同海に流れ込む河川だけに生息するエツの資源数を増やそうと、福岡県久留米市の下筑後川漁業協同組合は、エツの人工孵化や稚魚の成育に取り組む飼育場を、同漁協近くの所有地に建設する。本格的なエツの飼育施設は他になく、今夏にも着工、年内の完成を目指している。
2001-05-19
FISH
アユ冷水病関連
愛知県矢作川で琵琶湖産の放流取りやめ
愛知県の矢作川で、今シーズンから放流の60%を占めていた琵琶湖産のアユが姿を消す。冷水病の拡散を防ぐために、琵琶湖産稚アユの放流をやめたため。食いや型の良さから、釣り人に人気のあるアユだが、関係者は「矢作川を死の川にしないための決断」としている。
2001-05-18
FISH
リュウキュウアユ遡上調査
魚道効果が一匹当たりの約150万円は問題!?
鹿児島県が3年前に奄美大島の住用村山間川の砂防ダムに建設した魚道を挟んで、絶滅の恐れがあるリュウキュウアユの、遡上調査が始まった。

魚道の建設費は約5200万円で、昨年は33匹の遡上を確認。「魚道の効果はある」とする県大島支庁に対し、地元住民からは「費用をかけた割には効果が薄い」と、疑問の声が上がっている。
2001-05-08
FISH
セーフガード
日本養鰻漁業協同組合が要請
日本養鰻漁業協同組合連合会の村上寅美会長が熊本市内で記者会見し、輸入が増大しているウナギについてセーフガード(緊急輸入制限措置)を発動するよう政府に要望したと発表した。

同連合会によると、ウナギの輸入は中国、台湾産などを中心に年々増え続け、2000年は国内消費量の約85%に当たる13万3千tonに増加。これに伴い、ウナギの価格は1999年夏ごろから生産経費を下回る価格で推移し、ウナギ養殖業者は窮地に立たされているという。

会見で村上会長は「この状態があと1、2年続くと国内生産はゼロになる可能性がある。国内養鰻業を守るため、セーフガード発動をぜひとも実現してほしい」と語った。
2001-05-07
AQUARIUM
ヒラメの赤ちゃん
兵庫県姫路市の水族館で公開中
兵庫県姫路市の水族館で、ふ化したばかりの、珍しいヒラメの赤ちゃんが公開されています。

体長はまだ1cm余りのこの赤ちゃん、透き通った体は、まだ平たくなっていません。

ふ化して3週間ほどで、徐々に眼もよってきて体もヒラメらしくなっていくが、まだ「変身」前のヒラメが観察できる。
2001-04-29
FISH
チョウザメ販売
岡山の漁業がネットで販売開始
岡山県新見市の新見漁業協同組合は町おこしのため、インターネットを通じ鑑賞用チョウザメの通信販売を始めた。1尾1500円でエサ・飼育マニュアル付き。

同漁協はもともと、チョウザメを養殖して食用として売り出すことを計画。昨年6月、関東地方の養殖業者から「ベステル」という養殖用に開発されたチョウザメの稚魚1000匹を購入して飼育を始めた。15cm足らずだった稚魚は、今では50cmほどに成長し、元気に養魚場のいけすの中を泳いでいる。
http://www.niimi-gyokyou.com/
2001-04-25
AQUARIUM
「レッドリストの魚たち」
滋賀県立琵琶湖博物館で開催中
滋賀県立琵琶湖博物館で、県内で見られなくなったり、絶滅のおそれのある魚や貝を集めた企画展示「レッドリストの魚たち」が5月27日まで開かれている。

「滋賀県で大切にすべき野生生物2000年版」に掲載されている絶滅種一種、絶滅危惧種5種、絶滅危機増大種8種と生態系や人間の生活に悪影響を及ぼしている外来・移入種5種の合わせて19種約300点を展示している。
http://www.lbm.go.jp/
2001-04-23
FISH
巨大アブラボウズ
フレック釧路店さんの鮮魚コーナーに登場
体長1.6m、重さなんと80kgの巨大なアブラボウズが、釧路市内のスーパー「フレック釧路店」の鮮魚コーナーにお目見えし、買い物客らを驚かせた。

アブラボウズは、ギンダラ科の深海魚。釧路沖周辺の海底を泳いでいるところを、沖合底引き網漁船の網にかかった。釧路では1週間に1、2匹水揚げされるが、2、30kgが普通で、市場職員も「これだけ大きな魚体は初めて見た。まるでトドだ」とあぜん。同店を訪れた買い物客も興味津々で、口を大きく開けた赤褐色の魚体に触れる人もいた。

アブラボウズは脂肪が多く、照り焼きで食べると美味という。陳列は1日だけで21日中に解体。22日から西京漬けなどにして300g150〜200円で販売した。
2001-04-20
AQUARIUM
いわき市のさかな「メヒカリ」
アクアマリンふくしまが繁殖に挑戦
アクアマリンふくしまが、メヒカリ(正式名:アオメエソ)の繁殖と飼育に取り組む。メヒカリが「市のさかな」に決まったのがきっかけで、世界で初めて繁殖に成功したサンマに続く挑戦となる。

メヒカリは、福島県沖が北限の深海にすむ、体長15-20cmの小魚。底引き網漁のため、網の中でつぶれてしまい、生きたままでの採集ができないこともあり産卵場所や成長過程など、詳しい生態が分かっていない。

同館は「サンマも時間がかかった。プロジェクトチームをつくり、じっくり研究したい。成功すれば地元の水産業界にも貢献できるのではないか」と話している。
http://www.marine.fks.ed.jp/
2001-04-10
FISH
琵琶湖産アユのシェア復活へ
滋賀県が実験と情報発信を開始
冷水病にかかっているとして全国の河川で放流される琵琶湖産のアユ種苗のシェアが低下している問題で、滋賀県は県漁業協同組合連合会とともに本年度から、汚名を返上するための実験と情報発信を始める。

滋賀県は本年度、県漁連に980万円を補助。県内の約3カ所の河川に、水温25度で3日間育てたり、抗菌剤を投与したアユを、ストレスの少ない方法で搬送して放流し、友釣りの結果や病気の発生状況などをインターネットや全国の河川の漁協などに情報発信していく。
2001-04-10
STUDY
魚卵で「有用たんぱく質」を作成
ホルモンなど有用なたんぱく質を作る手法を開発
魚の卵を「生物工場」にして、ホルモンなど有用なたんぱく質を作る手法を、東京水産大学の吉崎悟朗助手と東京大学の小林牧人助教授らのグループが開発した。受精した卵に遺伝子を注射、水の中に数日置くだけの簡単な作業で、たんぱく質を作れるのが特徴。
2001-04-04
FISH
魚のゆりかごプロジェクト
滋賀県が水田を産卵・繁殖の場とする取り組み
滋賀県は本年度から、ほ場整備で魚がいなくなった水田を、かつてのように琵琶湖に生息する在来魚の産卵、繁殖の場所として再生する「魚のゆりかごプロジェクト」をスタートさせる。

琵琶湖から魚が水田にそ上するための水路を設け、生態系保全につなげる試み。2年間の実験後、2003年度から全県にプロジェクトを広げていく。

琵琶湖周辺の水田はかつて、湖や内湖と緩やかな水路でつながり、田植え後の降雨期にフナ、モロコなどの在来魚がそ上して産卵。ふ化した稚魚は外敵から逃れる運動能力を持つまでの約40日間、外敵のいない安全な水田で過ごし、琵琶湖に戻っていた。
2001-04-02
FISH
ハリセンボン異常発生
西日本各地の海で大量に出現、水温上昇が影響か
ハリセンボンが西日本各地の海で大量に出現、繁殖海域に近い沖縄県では「海面が真っ黒になるほど」目撃され、玄界灘に面する福岡県の海岸などにも多く打ち上げられている。

水産庁によると、例年にない現象で、九州・山口をはじめ島根、高知の定置網などに群れごと入り込むケースも。なべ料理として食用にする沖縄以外では「売り物にならない」とあって、漁業者を困惑させている。
2001-04-02
FISH
ヒラメの稚魚5万匹死亡
京都の種苗生産棟で火事
京都府宮津市の京都府栽培漁業センターヒラメ種苗生産棟から出火、鉄骨二階建ての二階の一部約48uと、内部にあった動物性プランクトン育成用のプラスチック水槽四基を焼いて、約45分後に鎮火した。

けが人はなかったが同センターによると、ヒラメの種苗育成用の水槽に入ったすすを職員がバケツでくみ出す際、稚魚もバケツに入り約5万匹が死んだ。